薄毛予防に！効果的な頭皮マッサージのやり方

頭皮のマッサージは、自宅で簡単にできる薄毛ケアです。正しいやり方でマッサージを行うことで薄毛の予防や改善の効果が期待できます。薄毛が気になる方は参考にしてみてください。

薄毛や抜け毛に対するマッサージ効果とは

頭皮は、自覚はしにくいですがストレスの影響を受けやすい場所です。髪に覆われているため、顔などに比べて目でその状態を確認しづらいのですが、日中の屋外では紫外線をまともに受けてしまう場所でもあるので、気を付けないとすぐに状態が悪くなります。皮膚が硬くなったり皮脂が溜まったり、乾燥したり炎症を起こしたり、また意外と汗をかきやすい部位でもあるので菌が繁殖したりもします。普段帽子を被って仕事をされている人はさらに注意が必要です。

頭皮のマッサージは、自分の指で状態を確認できることもメリットですが、血流が促進されるため老廃物が流れやすくなったり、栄養が行きわたりやすくなったりと、ブラッシングと並んで育毛や頭皮環境を整えるために効果的なケア方法です。

血流の改善

血流が悪いと、育毛に必要な栄養やホルモンが頭皮に届かずに薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。また、マッサージにはリンパの循環を改善する働きがあり、育毛の妨げとなる老廃物を排出します。老廃物が排出されることで健康的な頭皮環境になります。

以下に、頭にある薄毛対策に効果的なツボをご紹介します。

百会（ひゃくえ）

頭頂部のほぼ中央にあるツボです。左右の耳と頭頂部を結ぶ線と、顔の正面から頭頂部へ向かう線の交わったところにあります。

このツボには血行促進効果があります。頭皮への血液のめぐりがよくなり、毛根に栄養が届きます。頭部の緊張感を和らげる効果もあります。

両手で頭を包み込むようにして、左右の中指を重ねてツボにあてます。頭のてっぺんから真下に向かって、痛すぎない程度に押します。

天柱（てんちゅう）

首の後ろ、毛の生え際に頭を支える2本の太い筋肉がありますが、その外側のくぼみです。頭と体を結ぶ血管や神経の通り道にあり、頭のツボの中でも重要で有名なツボです。

天柱は、血流を促進して、白髪も改善できるとされているツボです。血流不足による抜け毛や、栄養が行き届かないための毛のやせ細りなどにも効果があります。後頭部の抜け毛が気になる方にはおすすめです。

片方ずつでも両方同時でもかまいませんが、親指でぐぐっと、反対側の眼球に向かって押すつもりで力を入れてください。

風池（ふうち）

天柱の外側から、1cmくらい上にずらしたところにあります。位置が近いので、同時（交互）に押してもかまいません。

このツボは、首や肩こりを改善するツボですが、顔（頭部）全体の血流に影響するので頭皮の血流改善には大事なツボです。風邪の初期症状にも効果があるとされています。

毛乳頭細胞の活性化

マッサージによる刺激で毛乳頭細胞が活性化すると最新の研究結果で分かりました。

毛乳頭細胞には、発毛の司令を出す役割を担い、ヘアサイクルを正常に保つ働きがあります。毛乳頭細胞が活性化されれば、健康的な太い毛が生えてくるため抜け毛予防に効果的です。

リラックス効果でストレス軽減

マッサージによってリラックス、ストレスを軽減する効果が期待できます。ストレスが溜まると自律神経やホルモンのバランスが崩れてしまうので薄毛のリスクが高まります。

頭皮マッサージは両手を頭の位置まであげて行うので、頑張りすぎると首や肩がこってしまいます。育毛のために！と思って長時間強く押し続けるのは疲れてしまって逆効果です。気持ちよい（イタ気持ちいい）程度に、リラックスしながら行ってください。テレビを見ながら肘をついた手に頭を押し付けるとか、仰向けに寝て首を下から押すとか、そんなやり方でもいいのです。